月280円という数字を見て気になったものの、普段どれくらいデータを使うか分からない、混雑する時間に遅くならないか心配、困ったときに電話で相談できるか不安、という3つの悩みを持つ人は多いのではないでしょうか。この記事ではHISモバイルを中心に、料金の安さだけでなく速度やサポートの面もあわせて比べていきます。
選ぶときに見るところ
まず見ておきたいのは、自分が毎月どれくらいデータを使っているかです。ここを確かめないまま一番安いプランを選ぶと、容量が足りずに速度制限がかかったり、追加の料金がかさんだりすることになります。
次に、混雑する時間帯の速度についての口コミです。格安SIMはお昼や夜の利用者が多い時間に速度が落ちやすいとされており、ここを見落とすと、契約したあとで動画やSNSが思うように読み込めず困る場合があります。
最後に、困ったときの連絡手段です。電話ですぐ相談できるかどうかは会社によって差があります。ここを確認しておかないと、トラブルが起きたときにメールやチャットの返信を待つしかなく、不安な時間が長くなります。
月280円から選べる格安SIM6社の比較
| サービス名 | 最安料金の目安 | 10GB前後の料金 | 低容量プランの柔軟さ | サポート・回線の強み | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| HISモバイル | ◎ 280円(100MB未満) | 10GB 1,299円 | ◎ 100MB単位から | △ 電話窓口なし | データ量を抑えたい人 |
| IIJmio | ○ 1,400円〜 | 10GB 1,400円 | ○ 刻みが細かい | ○ 大手の実績 | 容量をぴったり選びたい人 |
| イオンモバイル | ○ 1,848円〜 | 10GB 1,848円 | ○ 標準的 | ◎ 全国に店舗 | 対面サポート重視の人 |
| mineo | ○ 1,958円〜 | 15GB 1,958円 | ○ 標準的 | ◎ 3回線選べる | 回線を選びたい人 |
| 楽天モバイル | ○ 2,178円〜 | 20GB 2,178円 | △ 低容量少なめ | ◎ 使い放題あり | データを多く使う人 |
| LINEMO | ○ 2,090円〜 | 10GB 2,090円 | ○ 標準的 | ○ SB回線の品質 | 通信の安定を重視する人 |
HISモバイル
★★★★☆ 4.0
HISモバイルは、旅行会社グループが運営する格安SIMです。ドコモの回線網を借りて提供されており、音声通話付きのプランでデータ利用量が100MB未満なら月額280円という、業界の中でもかなり低い料金が特徴です。容量が増えても、30GBで1,999円と2,000円を切る設計になっています。
通話料も9円/30秒と安く、ほとんど電話をかけない月は280円のまま、用事があって通話をした月だけ少し料金が上がる、という使い方ができます。たとえば実家への連絡と普段の検索程度にしかスマホを使わない人なら、月の支払いを大きく抑えられます。
一方で、口コミでは昼や夜など利用者が多い時間帯に速度が落ちやすいという声が見られます。余ったデータの翌月への繰り越しにも対応しておらず、契約のサポートも電話ではなくメールやチャット、店舗が中心になっている点は、申し込み前に知っておいたほうがよい部分です。
ふだんの通信量が少なく、通話も短めで済む人には向いていますが、毎月決まった量をたっぷり使いたい人や、困ったときにすぐ電話で聞きたい人にはやや不向きです。IIJmioのように容量の刻みを細かく選べる会社と比べると、HISモバイルは低容量側の安さに強みがある、というちがいがあります。
IIJmio
★★★★☆ 4.2
IIJmioは、業界の中でも長く運営されてきたMVNO会社です。10GBで1,400円からと、容量ごとの刻みが細かく用意されているのが特徴で、自分の使用量にぴったり合うプランを探しやすくなっています。
容量に合わせて細かく選びたい人に向いており、低容量のプランで月の支払いを抑えることを重視するHISモバイルとは、選び方の考え方が少しちがいます。
イオンモバイル
★★★★☆ 4.0
イオンモバイルは、全国のイオン店舗でサポートを受けられる点が大きな強みです。10GBで1,848円という料金設定で、画面を見ながらスタッフに相談できる安心感があります。
オンラインでのやり取りに不安がある人や、店舗で相談しながら契約したい人に向いています。メールやチャットが中心のHISモバイルに比べると、対面でのサポートを受けやすい点がちがいです。
mineo
★★★★☆ 4.0
mineoは、ドコモ・au・ソフトバンクの3つの回線から選べる格安SIMです。15GBで1,958円という料金のほか、ユーザー同士が情報交換できるコミュニティ機能もあります。
すでに使っている回線に合わせてSIMを選びたい人や、他のユーザーの口コミを参考にしたい人に向いています。回線がドコモのみのHISモバイルとは、この選択肢の広さがちがいます。
楽天モバイル
★★★★☆ 3.9
楽天モバイルは、自社回線とパートナー回線を組み合わせたデータ使い放題プランがあり、30GBの設定では3,278円で容量を気にせず使えます。
動画視聴やオンライン会議などでデータを多く使う人に向いています。低容量のときの安さを重視するHISモバイルとは逆に、たくさん使う人向けの料金設計になっている点がちがいます。
LINEMO
★★★★☆ 4.0
LINEMOは、ソフトバンクが運営するオンライン専用プランで、ソフトバンク回線の品質をそのまま利用できます。10GBで2,090円という段階制の料金が設定されています。
ソフトバンク回線のつながりやすさを重視する人に向いています。MVNOとして他社の回線を借りているHISモバイルとちがい、キャリア自身が提供している回線である点が特徴です。
まとめ
月280円という料金は、データをほとんど使わない月であれば確かに魅力的です。ただし、容量を使う月が多い人や、混雑する時間帯によく通信をする人は、公式サイトで容量ごとの料金や速度に関する最新の情報もあわせて確かめておくと安心です。
容量の刻みを重視するならIIJmio、店舗での相談を重視するならイオンモバイル、回線の選びやすさを重視するならmineo、使い放題を重視するなら楽天モバイル、ソフトバンク回線の安定を重視するならLINEMOという選び方もできます。自分の使い方に近いものを選ぶことが、あとで困らないための近道です。
本記事の情報は執筆時点のものです。最新の内容は公式サイトをご確認ください。
