海外旅行の準備で、WiFiルーターのレンタルを検討しはじめると、料金の違いやどこで受け取れるのかが分かりにくく、結局どれを選べばよいか迷う人は多いと思います。空港で受け取れるのか、容量はどれくらい必要か、サポートは日本語で受けられるのかも気になるところです。この記事では、料金と受け取りやすさを軸に、海外用WiFiレンタル5社を比較します。
比較してわかること
海外用WiFiレンタルは、同じ「無制限プラン」という名前でも、渡航先によって1日あたりの料金が変わります。また、会社によって受け取り方法の数や、当日申し込みができるかどうかにも差があります。まずは5社の特徴を順に見ていきます。
グローバルWiFi
★★★★☆ 4.5
グローバルWiFiは、東証プライム上場の株式会社ビジョンが運営する海外用WiFiレンタルサービスです。対応国・地域は200以上あり、海外WiFiレンタルの利用者数で9年連続No.1という実績があります。空港・宅配・コンビニ・海外現地受取など、受け取り方法を複数そろえている点も特徴です。
料金は渡航先によって幅があり、公式サイトの料金表ではアメリカの4G無制限プランが通常価格1日2,370円、韓国の5G無制限プランが1日3,170円となっています。例えば3泊5日でアメリカに行く場合、4G無制限プランなら1日あたりの料金に日数をかけて予算を見積もることができます。
海外用のWiFiルーターレンタルとしては業界初となる5Gプランを2021年から提供しており、通信速度を重視したい人にも対応しています。サポートは24時間365日、LINEと電話で受けられるため、現地でトラブルが起きても連絡しやすい体制です。
向いているのは、受け取り場所や対応国の広さを重視する人、初めての渡航先でもサポート体制があると安心できる人です。一方で、料金だけを最優先にすると、他社の方が安いプランが見つかることもあり、とにかく最安値を狙う人には向かない場合があります。WiFiBOXなどの無人受取専門サービスと比べると、受け取り方法の多さと対応国数の広さがグローバルWiFiの違いです。
イモトのWiFi
★★★☆☆ 3.8
イモトのWiFiは、エクスコムグローバル株式会社が運営する海外用WiFiレンタルサービスです。CMや広告での露出が多く、知名度の高さが特徴として挙げられます。容量プランは無制限・1GB・500MBの3段階に分かれており、プラン選びが分かりやすい構成です。
比較サイトでは無制限プランが1日1,860円という掲載が見られ、グローバルWiFiのアメリカ向けプランと比べるとやや高めの水準です。周遊や長期の出張よりも、初めて海外WiFiを使う人、サポートの手厚さを優先したい人に向いています。グローバルWiFiとの違いは、受け取り拠点の数が空港中心でやや少なめな点です。
WiFiBOX
★★★★☆ 3.9
WiFiBOXは、株式会社テレコムスクエアが運営する海外用WiFiレンタルサービスです。無人の受取ボックスを全国650カ所以上に設置しており、QR操作だけで待ち時間なく借りられる仕組みが特徴です。
料金は無制限プランが1日990円と、業界の中でも安い水準にあります。対応国数は比較記事で130カ国前後という記載があり、グローバルWiFiの200以上と比べると少なめです。できるだけ安く、人と対面せずに借りたい人に向いていますが、対応国の広さを重視する人にはグローバルWiFiの方が選びやすくなります。
jetfi(ジェットファイ)
★★★☆☆ 3.5
jetfiは、株式会社MAYA SYSTEMが運営する海外用WiFiレンタルサービスです。1カ国プランのほか、複数国をまとめて使えるアジア周遊プランが用意されており、周遊旅行に向いた構成になっています。
料金は国・地域によって1日350MB〜無制限の幅でプランが分かれています。複数国を回る旅行者には便利な反面、当日予約ができないという条件があるため、出発直前に手配したい人には不向きです。グローバルWiFiは空港での当日受取にも対応している点が、受け取りやすさの面での違いになります。
ZEUS WiFi for GLOBAL
★★★☆☆ 3.2
ZEUS WiFi for GLOBALは、株式会社HUMAN LIFEが運営する海外用WiFiレンタルサービスです。対応国・地域は135カ国で、料金は比較サイトで「業界最安値級」と紹介されることがありますが、公式サイトでの具体的な数値は今回確認できませんでした。
対応国数はグローバルWiFiの200以上と比べると少なめで、渡航先によっては対応していない可能性があります。対応国が希望の渡航先に含まれているかを事前に確認できる人、コストを重視する人に向いています。グローバルWiFiとの違いは、対応国の広さとサポート体制の情報量です。
ここまでを一覧にすると、次のようになります。
| サービス名 | 料金の目安(1日) | 対応国・地域数 | 受取方法の種類 | 5G対応 | サポート体制 | 総合評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| グローバルWiFi | ○ 2,370円〜(米) | ◎ 200以上 | ◎ 空港・宅配・コンビニ・現地 | ◎ 業界初から提供 | ◎ 24時間365日 | ◎ |
| イモトのWiFi | △ 1,860円〜 | ○ 情報限定的 | ○ 空港中心 | ○ 情報限定的 | ◎ 手厚いと評判 | ○ |
| WiFiBOX | ◎ 990円〜 | △ 130カ国前後 | ◎ 無人BOX650以上 | ○ 情報限定的 | ○ 情報限定的 | ○ |
| jetfi | ○ 350MB〜無制限 | ○ 情報限定的 | △ 当日予約不可 | ○ 情報限定的 | ○ 情報限定的 | ○ |
| ZEUS WiFi for GLOBAL | ○ 公式未確認 | △ 135カ国 | ○ 情報限定的 | ○ 情報限定的 | ○ 情報限定的 | △ |
選ぶときに見るところ
1つ目は、渡航先が対応国に含まれているかどうかです。対応国数が多くても、自分が行く国・地域が入っていなければ意味がありません。ここを見ずに申し込むと、現地で使えないという事態になりかねません。
2つ目は、受け取り方法が自分の旅程に合っているかどうかです。空港で当日受け取りたいのか、自宅に宅配してほしいのかで向いているサービスが変わります。ここを確認しないと、出発当日に受け取り場所が間に合わず、焦ることになります。
3つ目は、容量プランと1日あたりの料金のバランスです。無制限プランは安心ですが割高になりやすく、容量制限のあるプランは安いぶん使いすぎに注意が必要です。ここを見ずに契約すると、思ったより高くついたり、逆に容量が足りなくなったりします。
まとめ
5社を比べると、料金の安さだけで見ればWiFiBOXのようにより安いプランを持つ会社もありますが、対応国の広さ、受け取り方法の多さ、サポート体制の手厚さをあわせて見るとグローバルWiFiがもっともバランスの取れた選択肢です。9年連続No.1という利用実績も、初めて海外用WiFiを借りる人にとっては安心材料になります。
どのサービスを選ぶにしても、渡航先での対応状況や当日の料金は変わることがあるため、申し込み前に公式サイトで最新の内容を確認することをおすすめします。
最後に一言
本記事の情報は執筆時点のものです。最新の内容は公式サイトをご確認ください。
